2021年モデル HONDA PCX e:HEVを納車して約3か月が経ちました。
どこもカスタムすることなく、約1000㎞走った感想をお伝えしたいと思います。
ちなみに私はこれまで、JOG(原付)→SR400→ズーマー(原付)→マグザム(250㏄)→今回のPCX e:HEV と乗り継いでいます。
今回の記事が、これからPCX e:HEV の購入を考えている方の参考になれれば幸いです。
目次
HONDA PCX e:HEV 乗ってみた感想
まず、セルでエンジンかけます。
アクセルを回すとモーターの起動音(ウィ~ンという音)がエンジンの稼働音とともに約2秒間聞こえます。
乗り出しの4秒間を電動モーターがアシストしてくれるので、排気量のわりに時速70㎞の到達スピードは早いと思います。
ただ、モーター音はエンジンを始動し最初にアクセルを回した時は聞こえますが、信号待ちでアイドリングストップした後、アクセルを回した時には聞こえなかったりします。
モーター音がしない時も、アシストしてくれているのかは不明です。
2021年モデルのPCXに乗っている会社の同僚のエンジン音を聞くと、e:HEVとエンジン音の大きさは変わらないので、e:HEVだから静かということはありません。
走行中の振動・足つき・ブレーキについて
多少の凸凹道は苦になりません。
ローダウンしたマグザムからの乗り換えだったからかもしれませんが、最初にPCX e:HEVに乗った時、あまりの振動のなさにまるで宙に浮いているようでした。
足つきは、私の身長が180㎝で、少し足つきが悪いなと感じます。(ローダウンしたマグザムからの乗り換えなので、余計に感じるのだと思います)
身長が低めのライダーは、ローダウンをおすすめします。
ハンドルは、ノーマルのままでも問題ありませんが、多少上げたほうが乗りやすいと感じます。
ブレーキは、エンジンブレーキがすごく効くと感じます。
下り道を走る際に、これまでのバイクではタイヤが滑りそうで怖い思いをしました。
しかし、PCXはエンジンブレーキ、ブレーキともに良く効くので安心して走れます。
DモードとSモードの違い
Sモード(スポーツ性を高めたモード)だとバッテリーの電力量の消費が早く、エンジンブレーキの効きが若干ゆるくなるかなと感じました。
結果的には、SモードとDモードとの劇的な違いは感じられませんでした。
HONDA PCX e:HEV 燃費
すごくいいです。1138㎞走った段階でAVG49.1㎞/ℓです。
アイドリングストップが低燃費に貢献していると思います。
アイドリングストップは、バッテリーがすぐ痛むと会社の同僚に聞きましたが、実際にどうなのかはわかりません。これからじっくり検証したいと思います。
私が以前に乗っていたヤマハ・マグザムは、マフラーをカスタムしていたこともあり、爆音の排気音が信号待ちの間も鳴りっぱなしでした。
エンジンの鼓動(エンジン音)を聞くことは、バイク乗りの楽しみの一つです。
しかし、アイドリングストップを経験すると、信号待ちで鳥の声や町の音を聞くのも悪くないなと感じてしまいます。
PCX e:HEV 収納力について
PCX e-HEV はシート下の収納スペースにバッテリーが搭載されているため、普通のPCXよりも狭くなっています。ですが、意外と荷物が入ります。
2ℓのペットボトルだと4~5本は無理すれば入ると思います。
普通のPCXなら5キロのお米と多少の食料品なら入ったのかな。と思うとちょっと残念です。
PCX e:HEV 外観
マグザムに乗っていた頃は、市販のガラスコーティング剤を使用し、ボディーをピカピカにしていました。
自分の姿がボディーに映るぐらいにです。
ですが、PCX e-HEVの場合、ボディーの塗装に少しラメが入っているため、ガラスコーティングが強調されません。
なので、いくらガラスコーティングしても、PCX e:HEVのボディには残念ながら自分の姿は映りません。
私が想像していた、鏡のようにピカピカな輝きにはなってくれませんでした。
傷を目立ちにくくする利点があるのかもしれませんが、個人的にはラメが入っていない塗装にして欲しかったです。
PCX e:HEV スマートキーについて
とても便利です。鍵の抜き差しの必要がないので快適です。
バイクから数メートル離れると、自動的にエンジンがかからなくなります。
上のボタンは、押すとバイクのハザードランプが点灯してバイクの場所を教えてくれる機能だったと思います。(あまり使用しません)
下のボタンは、長押しするとスマートキー上部のランプが緑色に変わり、エンジンがかけられる状態になります。
もう一度長押しすると、ランプが赤色に変わり、エンジンが稼働しない状態になります。
下のボタンを一回押すと、エンジンがかけられる状態かどうかを確認できます。(緑か赤に点滅します)
ただ、スマートキーの電池が無くなった場合を考えると恐ろしいので、予備の電池を常に持っていた方がいいと思います。
(スマートキーが無くなった時のエンジンのかけ方を販売店から説明を受けるのですが、とてもややこしく覚えるのが難しいです。説明書を見ながらでないと難しいと思います。)
PCX e:HEV ドリンクホルダー
気温が高い時に重宝します。携帯も充電できるので、通勤で使用するバイクとしては本当に優秀です。
PCX e:HEV 評価のまとめ
新車のPCX e-HEVを乗り始めてまだ数か月ですが、他の旧車や中古のバイクに比べ事故や故障の危険性を考えると、安心感が非常に高いバイクだと感じています。
カスタムや週末のツーリング目的で所有するバイクと考えると、少し物足りないと思います。
ですが、通勤で使用するバイクと考えると、総合的に評価してPCXがナンバーワンだとおもいます。
LEEDも収納力等で魅力はありますが、デザインや走行性能ではPCXに敵わないと思います。
PCXとPCXe:HEVをくらべると、アシスト機能がある点とバイクのデザイン面の他にはそれほどの違いはありません。
車(フィットなど)であれば、e:HEVはとても静かだとか燃費が大幅に違うといった大きな違いがあると思いますが、PCX e:HEVの場合は車のように音や燃費にそこまで大きな違いはないようです。
そもそも、PCX e:HEVはモーターのみで走ることはできず、あくまでもアシスト機能に留まります。
ですので、アシスト機能とバイクのデザインを気にしない方は、ノーマルのPCXで十分だと思います。
個人的には、e:HEVを所有できた喜びと、ノーマルのPCXにはない機能に触れることが出来て満足しています。
現時点で最高の相棒が出来たと感じていますので、末永く乗っていければと思います。
PCX e:HEVに興味がある方はこちらもご覧ください→新型PCX e:HEV 見積&契約してきました!!