特徴的なオレンジのラベルを店頭で見かけたとき、
「静岡県のガイアフロー蒸溜所のウイスキーだな」とすぐに気づきました。
SNSなどで見たことはありましたが、現物を初めて見れた嬉しさと、価格も許容範囲だったので迷わず購入。
アルコール度数が高めの48%なので飲み応えがありそうです。
海外原酒がブレンドされているので、完全なジャパニーズウイスキーではありませんが非常に楽しみです。
目次
ガイアフローウイスキー ブレンデッドM 特徴
原材料 | モルト(英国・国内)グレーン(英国) |
容量 | 700㎖ |
アルコール度数 | 48% |
小売希望価格 | ¥3.960 |
テイスティングノート
香り | オレンジ |
味わい | 柑橘、フルーティー、モルト |
フィニッシュ | 柑橘、杏子 |
海外産の原酒(英国産モルトウイスキー、グレーンウイスキー)を仕入れて敷地内で熟成。
親しみやすいウイスキーをイメージし、カジュアルでスポーティーな印象のブライトオレンジでラベルとボックスを統一。
商品名の「M」は、静岡蒸溜所生まれのモルトウイスキーが英国産ウイスキーと出会い、結びついたという「MEET」の頭文字から付けられました。
ガイアフローのスタンダードアイテムとして、年間を通して、継続的に販売されています。
(引用元:whisky port by gaiaflow)
静岡蒸溜所の特徴
静岡蒸溜所は、オクシズの玉川と呼ばれる地区にあります。
オクシズとは奥静岡の愛称で、清流の安倍川などの上流域にあたる、静岡市内の山間地域の総称です。
豊かな自然が残っており、わさびや温泉が有名です。
標高200m前後で、周囲に400m程の山が立ち並び、市街地よりも2~3度気温が低く、山特有の天候が異なる事が多いそうです。
静岡蒸溜所の特徴は、オクシズで育ったヒノキを用い、自然と一体になった蒸溜所です。
静岡市産の杉材で作った発酵槽をはじめ、
Kと呼ばれる旧軽井沢蒸溜所より移設した間接加熱式蒸溜器、
Wと呼ばれる世界で唯一の薪直火式蒸溜器(地元の薪の火で蒸溜)を用い、
個性の異なる原酒を生み出しています。
静岡蒸溜所の個性が際立った見学ツアーも随時開催しているようです。
ヒノキの良い香りがするのでしょうか。行ってみたいですね。
ガイアフローウイスキー ブレンデッドM 詳細
蒸溜所稼働当初から気軽に楽しめるウイスキーと提供するため、ブレンデッドウイスキーの構想を持っていたそうです。
3年以上熟成した静岡産モルト原酒を、海外産のモルト・グレーン原酒と調和させブレンド。
静岡の天然水でのアルコール度数調整(加水)では、様々な飲み方に適した48%で仕上げ、
ボトリングも静岡蒸溜所内で行っているそうです。
テーマカラーのオレンジは静岡に馴染みの深いミカン色。
ガイアフローウイスキー ブレンデッドMによって、多くの出会いが生まれることを願っているとの事です。
出典元:ブレンデッドウイスキー – 静岡蒸溜所 | Shizuoka Distillery | 静岡ウイスキー (shizuoka-distillery.jp)
ガイアフローウイスキー ブレンデッドM 飲んでみた感想と評価
ストレート
香りは強く、アルコール感もきつめ。
一瞬バーボンを彷彿させるような甘い香りを感じる。
直火式蒸溜方式の影響でパンチがある風味になっているのかもしれません。
口に含んだ瞬間は濃いな、と感じたのですが、喉を通るとスッキリしている。
バーボンのような重いフィニッシュではなく、そこは国産ウイスキーですね。
キャラメルのような甘さですが、舌に残る後味はドライ。
和菓子のような甘さではなく、スペイサイドのようなフルーティーさを感じました。
48%のアルコール度数にアルコールの嫌味はなく、とても美味しい。
飲んだ後の喉の熱さもちょうど良い感じ。
ブレンデッドウイスキーでガイアフローの中でも一番お手頃価格だったので、どうかなと思いましたが、完成度はかなり高いですね。
毎日でも飲めると感じる飲みやすいブレンデッドウイスキーです。
ここ最近飲んだ新しいウイスキーの中では、一番好みかもしれません。
オンザロック
かすかにバーボンのような強めの香りが、キャラメルの香りになっていることに気づく。
凄く甘い訳ではなく、甘さ控えめのキャラメルラテのような風味。
やっぱり個人的に好きな風味だと感じる。
大抵のウイスキーは、氷を入れると甘くなりすぎる感がある。
ブレンデッドMは、ドライな甘みが癖になる。
想像をいい意味で裏切られた気がして、個人的にかなり高評価です。
もう少し熟成期間があったらもっと美味しくなるだろうと思います。
ハイボール
これはブレンデッドMに対するイメージもあるのかもしれませんが、
オレンジのような柑橘の香りが炭酸の泡が弾けた時に感じます。
口に含むと、これまた不思議ですが、柑橘の独特の舌触りを感じる。
喉に流し込むと、やはり柑橘の苦みが舌の奥に残りますね。
モルトの風味と、グレーンの風味はちょうど中間の感じ、
ブレンデッドウイスキーだから当たり前っちゃ当たり前なんですけど、
ブレンデッドウイスキーでも、のど越しのモルト感が強かったり、ピートの風味を感じたりすると思います。
ブレンデッドMは、口に含んだ風味から喉越し、フィニッシュの風味すべてで統一して柑橘感を感じます。
ツイッターのレビューで、フルーティーなウイスキーはブレンデッドMだというツイートを見て、
いやいや、リベットの方がフルーティーやろって思ってましたが、
今となっては、ブレンデッドMのフルーティーという表現がわかる気がします。
個人的にはフルーティーというより、柑橘って言う方がいいと思います。
まさにラベルの色を具現化したような飲み心地でした。
ガイアフローウイスキー ブレンデッドM みんなのレビューも集めてみた
バナナきたー🍌
やっとバナナの香りきました👍
皮剥いた時の香りというかバナナの皮の裏の香り🍌白い所のやつ🤍
まったりと甘くて美味しい😋#TWLC#SAKEYOWA飲んだヤツ#ブレンデッドM pic.twitter.com/QRNL4ziwH0
— SAKEYOWA (@SAKE_YOWA) July 27, 2023
皆さま、教えて下さい🙇
最近買ったブレンドMに謎の沈殿物が🧐
以前から呑んでましたが、あったかなぁ?😗
知ってらっしゃる方おられるならご教示下さい😢#ガイアフロー静岡 #ブレンデッドM #謎の沈殿物 pic.twitter.com/MRrU2hqPA6— コタパパ (@kotapapadmt) July 23, 2023
2杯目はブレンデッドMを頂きます!
安定の旨さです🥰 pic.twitter.com/ohYc6dNwEg— おじ (@M3OjiWhisky) July 22, 2023
ガイアフロー ブレンデッドM 総評
最初にガイアフロー ブレンデッドMをネットで見た時、
随分と攻めたラベルだなと感じました。
オレンジ色一色で統一されたラベルは他には無いデザインだったと思います。
そして、その味はまさにラベルの色そのものの柑橘感・オレンジの風味を
強く感じ、飲み終わったときに少しびっくりしたというのが私の本音です。
ハイボール・ロック・ストレートどれで飲んでもその特徴を味わえるので
おすすめの飲み方と言われると、全てといえるでしょう。
手に取る機会があれば、是非飲んでみて欲しい一本です。
私が感じた感覚と似たような感覚を持たれると思いますよ。