私の誕生日プレゼントに友人がグレングラント12年をプレゼントしてくれました。
グレングラント?飲んだことないな~と思いつつググってみると、最近人気が出ているスぺイサイトのウイスキーとのこと。
友達からいただいた大切なウイスキーだけど、実際に飲んでみた感想をありのままお伝えいたします。
目次
グレングラント12年 特徴
原材料 | モルト(スコッチ、スペイサイド |
所有者 | カンパリ社(イタリア) |
容量 | 700㎖ |
アルコール度数 | 43% |
小売希望価格 | ¥5.049 |
テイスティングノート
香り | フルーツ、バニラ。 |
味わい | 蜂蜜、アーモンド。 |
フィニッシュ | 桃、フルーツジュース。 |
180年変わらないウイスキー造りが、現在にも受け継がれているスペイサイドを代表する蒸溜所。
フルーティーでエレガントな味わいが特徴。その琥珀色は透き通るような黄金色です。
グレングラント 歴史
(写真:スぺイ川)
1840年 グラント兄弟が、スぺイ川下流のローゼスに蒸溜所を建設。
グレングラントの「グラント」はグラント兄弟の名前から付けられました。
グレングラントは、ローゼス町で最も古い蒸溜所。
ローゼス町では、現在4つの蒸溜所が稼働しています。
仕込み水は蒸留所背後の谷を流れているグラント川の水源地近くの泉。
グラント川は別名ブラックバーン(黒い小川)と呼ばれ、ピート色が濃く黒みかかった水です。
1978年にカナダのシーグラム社に買収され、2001年にはペルノリカール社の所有となります。
さらに、2006年、イタリアのカンパリ社が1億1.500万ユーロで買収し一時期話題になりました。
グレングラントはイタリアで圧倒的な人気を博しており、そのシェアは70%。
イタリアでシングルモルトと言えば、グレングラントを指すのだそうです。
2代目 ジェームス ”ザ・メジャー” グラントの功績
ジェームスは自由奔放な性格で、世界中を旅し結婚と離婚を繰り返したという記録が残っています。
当時のスコットランドでは、スペイサイド地区の分類はなく、ハイランドのようなヘビーで重厚なウイスキーが多かったそうです。
ただ、彼は世界中の人々のニーズを理解し、現在のスペイサイド地区の特徴とも言える、華やかでフルーティーな風味を実現させます。
彼はポットスチルをストゥーパ(仏舎利塔)と呼ばれるユニークな形に変更し、全てに精留器(ピューリファイヤー)を取り付けました。
精留器(ピューリファイア)を簡単に説明すると、軽やかで華やかな成分を含んだ蒸気のみを取り出す為の冷却装置です。
このユニークなポットスチルと精留器が、グレングラントのフルーティーで華やかな風味を生み出している要因の1つです。
また、間接加熱方式の導入や蒸溜所にヴィクトリアガーデンと呼ばれる庭を造るなど、精力的に活動。
初代のグラント兄弟と2代目のジェームスが造り上げた「グレングラント」が、スペイサイドの華やかな風味の生みの親と考えると感慨深いです。
グレングラント12年 飲んでみた感想と評価
ストレート
透き通るような黄金色、ドライフルーツの香り。
フローラルとはグレングラントを指すのだろうか。
嫌味がまったくない。重厚でフルーティーな香りは嗅いだことがあるが、ここまで透き通った香りは初めてかもしれない。
口に含んだ瞬間、あれ軽い?と思ったが、後から滲み出してくる上品な甘み。
滲み出すのは甘みだけではない。喉から徐々にアルコールが上がってくる。
グレングラントの風味が存分に広がった後にやってくるアルコールがもたらす喉の熱さ。
このタイムラグは初めての経験だった。
この感覚は、精留器(ピューリファイア)と奇妙な形のポットスチルがもたらしたものなのかもしれない。
一度は飲む価値があるウイスキーだと自信を持って言えます。
オンザロック
香りはフルーティー、新鮮な果実。桃だろうか。
冷やされたグレングラント12年をカクテルだと言って飲ましたら、ウイスキーだとわからないかもしれない。
風味は新鮮な果実からドライフルーツ、フィニッシュはちょっぴりスパイシーへと移り変わる。
めちゃくちゃおいしい。
スモーキーさはまったくないが、甘くてフルーティーなウイスキーが好きな方にはたまらない風味だと思います。
ハイボール
ハイボールにしてもフローラルな香りは健在。
なめらかでさわやか、クリアな飲み心地。
フルーツカクテルを飲んでいるよう。
フィニッシュが甘くて桃のような風味。
重厚さとは真逆でこれぞスペイサイドと言っていいのではないか。
恐らくカクテルだと出されても、ウイスキーだとわからないのではないか。
色の薄いウイスキーはハイボールにしたら美味しいと、ウイスキー専門TENの岡村さんがおっしゃったことを思い出した。
まさに、その典型がグレングラントだと思う。
重厚でオイリーなウイスキーも好きだけど、グレングラントのフルーティーさは違う意味で感動しました。
グレングラントのハイボール、一度飲んでもらいたい。
ウイスキーの幅広さ、奥深さをまた知ったように思えます。
飲みやすいし非常にフルーティーでおいしいハイボールでした。
みんなのレビューも集めてみた
グレングラントは値段から10年を買いがちだけど、12年の方が絶対にコスパ高い。味が全然違う。
— ベイさん@無限仕事編 (@whisky0706) March 24, 2022
お疲れさまです!
華火ですね(笑)
今日は1杯めだけぜいたくにグレングラント12年の濃いめハイボールでスタートです!あとはティーチャーズとかにします😅
氷もひさびさに1本氷に切り出しました🧊 pic.twitter.com/lvcJ8HwJJp— ハイボールおじさん(グレングラントおじさん) (@ILN1mKx3L1DLO2s) February 22, 2022
カリラ12年 VS グレングラント10年。軽く汗をかいた本日。カリラ12年のストレートはバナナ、みたらし団子が混在。味わううちに奥からオレンジの酸味がひょっこり。ハイボールでは強いピートの下から、バナナ系の南国系の果実が。グレングラント10年のストレートへ。果実感の複雑さではこちらが圧倒的。 pic.twitter.com/qDJa9s7IXQ
— きらきらさんさん (@Kirakira_San3) February 15, 2022
グレングラント12年ソーダ割り
アルボラリスや10年と比べるとやっぱり芳醇ね、食中じゃなく食後にゆっくり飲みたいやつ pic.twitter.com/Ywax0vEUrY— 竹原さん (@whisky0808) February 10, 2022
ハイボールTimeに突入してる。
グレングラント、美味い
ベンロマック、美味いがグレングラント買うならデュワーズ12年
ベンロマック買うならタリスカーかボウモア
をと思ってしまう私は味音痴?(笑)
今宵も酔い夜を乾杯🥃 pic.twitter.com/VpSYZNTRrP
— 🥃ぷちまる@ 白州12年が手に入らない😭🥃 (@tomo9999Q) January 10, 2022
グレングラント18年
オルトモア12年
リンクウッド12年
ジェムソン辛き思いをした日は爽快な泡で心の汚れを洗い流す…とかじゃなくて単にベロベロになる程ハイボール飲みたかっただけ。
オルトモアはほんまラベルかっこええねんな。 pic.twitter.com/3MLLtPBBnL— 竹原さん (@whisky0808) December 14, 2021
グレングラント飲み比べ🥃2年の違いてすが味が全然違います😃10年は甘い🙂12年は華やか🌞どちらも美味しい😆#TWLC pic.twitter.com/vlptkoJ9Uc
— しんのすけ🥃 (@snnsk_whisky) October 31, 2021
グレングラント12年 総評
ザ・グレンリベットやアランモルト、グレンモーレンジィなど、フルーティーなウイスキーを飲んできましたが、
その中でも、グレングラント12年はフルーティーさではナンバーワンでした。
お金が許すのであれば、グレングラント12年を贅沢にハイボールにして、風呂上がりに毎日飲みたいです。
甘めのカクテルが好きな女性や、ウイスキーが苦手な友達にプレゼントとして贈るものありだと思いますよ。