whisky スコッチウイスキー

トーモア12年　飲んでみた感想と評価  初心者におすすめのウイスキーです。

神戸元町にある酒屋「新安」の主人に、「めずらしいウイスキーはありますか？」と質問。

 

主人
終売で手に入れにくいウイスキーがあるよ

 

それが、今回紹介します「トーモア12年」です。

 

正直これまでトーモアと言う名前を聞いたことがなく、どの大陸のウイスキーかも知りませんでした。

 

主人
スペイサイドのウイスキーで飲みやすいよ

 

と教えていただいたので、さっそく飲んでみたいと思います。

 

トーモア12年　特徴

 

原材料 モルト
容量 700㎖
アルコール度数 40％
小売希望価格 2014年頃に終売

 

テイスティングノート

香り 花畑、ハニーシロップ、パンケーキ。
味わい 花の蜜、氷砂糖、モルト。
フィニッシュ モルト、ハチミツ。

※テイスティングノートは、筆者の独断と偏見で記載しました。

 

2014年頃からトーモア12年は終売されています。

 

12年に変わり、14年、16年が現在も販売されているそうです。

 

オフィシャルのトーモアとは別に、ボトラーズのトーモアは多くの種類があるようなので、

 

機会があれば飲んでみてはいかがでしょうか。

 

トーモア　歴史

トーモアとはゲール語で「大きな丘」の意味です。

 

創業1958年と比較的新しく、元ロイヤルアカデミー（英国王立美術院）会長、サー・アルバート・リチャーソンが設計。

 

ロングジョン社のオーナー、シェンリー・インターナショナル社がトーモア蒸溜所の建築を開始したそうです。

 

ロイヤルアカデミーとは、イギリスの芸術の地位を向上させる目的に設立された協会です。

 

建築学上の評価が高く、ビジュアルがいい蒸溜所とされています。

 

トーモアはブレンデッドウイスキーのロングジョン、バランタインなどの原酒として使用されています。

 

仕込み水は、蒸溜所近く丘の上にあるロッホ・アン・オー（黄金の泉）から流れ出るアクボッキー川の水を使用。

 

軟水でピート香が感じられるウイスキーに適した水だと言われています。

 

 

トーモア12年　飲んでみた感想と評価

ストレート

香りは花の蜜。

 

蜂蜜という表現では不十分だと感じる。

 

華やかさが強く、アルコールがまった鼻にささらない。

 

香りを嗅いだだけで、「これは美味しいだろうな」という直感が働きました。

 

口に含むと、水を飲んだのか？という錯覚に陥るほどサラッとしていて、軽やかさがある。

 

その瞬間、頭をよぎったのは白い花畑。

 

舌に触れる感覚、喉に流し込む感覚、鼻に抜ける感覚。

 

全てがスムースすぎて、ウイスキーなのかどうかも疑問に思うほどしなやかで軽やか。

 

悪く言えば特徴がないのかもしれない。

 

ただ、初めて口に含んだ軽やかな感触は、いい意味で衝撃が走りました。

 

フィニッシュに残る蜜の香りと甘さは毎日でも感じていたい。

 

そう思うほど自然な甘さが口の中に、風が吹くように広がる。

 

終売していなかったら、ストックに3本は置いておきたい。

 

ペロリとワンショットを飲んでしまいます。

 

筆者が自身を持っておすすめできるウイスキーです。（終売していますが）

オンザロック

香りは変わらず、花の蜜。

 

良く冷やされた液体は、花の蜜のジュースとして販売すれば爆発的ヒットになりそうだ。

 

飲み続けると、トップにモルトの渋みがほんの少し残っているように感じる。

 

フィニッシュは甘さがさらに際立ち、まさにスペイサイドのウイスキーと言わんばかりに甘い。

 

ウイスキーが苦手な女性と飲んでいるなら、私はトーモア12年のオンザロック、

 

もしくはグレングラント12年のオンザロック、どちらかを勧めるだろう。

 

グレングラント12年　飲んでみた感想と評価はこちらからご覧ください！！

 

ハイボール

ハイボールにしても花の蜜の香りは消えていない。

 

むしろ、炭酸が蜜の香りを少し離れたところまで運んで来てくれる。

 

口に含むと、うむ、パンチが無いですね。

 

ブレンデッドのようなハイボール特有の甘さもなく、モルトの香ばしさを微かに感じる程度。

 

飲みやすいと言えば飲みやすい。

 

ただ、私には少し物足りなさを感じました。

 

決して美味しくないわけでは無いのですが、優しすぎる男に少し物足りなさを感じる。

 

そんな感じでしょうか。

 

もう少し頑張って。

 

優男を応援したくなる気持ちになってしまいました。

 

癖のないウイスキーを求めている方にとっては、最高の一本になると思います。

 

トーモア12年　みんなのレビューも集めてみた

 

トーモア12年　総評

新安の主人に終売された珍しいウイスキーだと教えていただき、

 

飲む機会をいただいたのですが、購入して本当に良かったです。

 

トーモア12年はウイスキーの概念を変えてしまうほど飲みやすく優しい味でした。

 

もし、店頭で購入できる機会があるのであれば、私は間違いなく購入すると思います。

 

それほど魅力が溢れたトーモア12年。

 

ボトラーズでは種類が豊富みたいなので、こちらも機会があればぜひ飲んでみたいです。

 

皆様も飲む機会があれば是非飲んでみてください。

 

お花畑の中にいる感覚に陥るかもしれませんよ。

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Yoshi

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