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クライヌリッシュ14年 飲んでみた感想と評価       ハイランドモルトを堪能できるウイスキーです。

ヤマネコのラベルが印象的なクライヌリッシュ。

 

ハイランド地区のシングルモルトウイスキーです。

 

ネコを飼っていることもあり、個人的にずっと気になっていたウイスキーの1つでした。

 

大人しめのウイスキーなのかな?と想像していましたが、飲んでびっくり、想像以上の風味でした。

 

クライヌリッシュ14年の飲んでみた感想を、感じたままにお伝えいたします。

 

クライヌリッシュ14年 特徴

原材料 モルト
容量 700㎖
アルコール度数 46%
小売希望価格 ¥7.260

 

テイスティングノート

香り モルト、潮っぽさ、
味わい 蜂蜜、濃厚なモルト、
フィニッシュ 滑らかな甘み

 

クライヌリッシュ14年は甘くフローラルな芳香、沿岸の香味、ライトかつドライなフィニッシュを持つウイスキー。

 

微かなアイランド系のキャラクターを持つ沿岸地方のシングルモルトの典型と言えます。

 

引用元:MHDホームページ

 

クライヌリッシュ 歴史

スコットランド・ハイランド地区、インバネスから約90㎞北のブローラの町にあります。

 

クライヌリッシュとはゲール語で「黄金の湿地」を指し、サザーランド公爵が余剰大麦と密造酒対策のために1819年に設立されました。

 

設立当初の名前はクライヌリッシュ蒸溜所。

 

ブレンド用原酒の需要増加に伴い、1967年に新しい蒸溜所を建設します。

 

この新蒸溜所をクライヌリッシュとし、それまでの古い蒸溜所はブローラと改名されました。

 

ブローラ蒸溜所は1968年~1975年の間、一時的に閉鎖していたと言われています。

 

なので、ブローラ蒸溜所と改名してから蒸溜所が稼働していた期間は約13年。

 

1983年に再度閉鎖されています。

 

この期間に製造されていたブローラ蒸溜所のウイスキーはかなりの高値で取引されているそうです。

 

Yoshi
ブローラ蒸溜所の原酒はかなりの骨太とのことです。

 

2017年ディアジオ社がブローラ蒸溜所を再稼働させると発表。

 

2021年には再稼働後、初めての樽詰めを実施しました。

 

近い将来、幻のウイスキーが飲めると思うと待ち遠しいですね。

 

クライヌリッシュ蒸溜所の原酒の95%は、ブレンデッドウイスキー向けに販売されており(ジョニーウォーカーゴールドラベルのキーモルト)、残りはオフィシャルのボトルとして販売されています。

 

クライヌリッシュのラベルのヤマネコは、サザーランド公爵の副紋章とのこと。

 

北ハイランド地区にヤマネコが生息されているらしく、その毅然としたスキのない表情も、クライヌリッシュの風味を表現していると言えます。

 

クライヌリッシュ14年 飲んでみた感想と評価

 

ストレート

色は濃い目の黄金色。

 

蜂蜜の甘さの中に、潮っぽっさを感じる香り。

 

しっかりとした香りを嗅いだ時に、ハイランドウイスキーのグレンファークラス105が頭をよぎった。

 

ハイランド系でしっかりとした香味は飲んだ瞬間にわかる。

 

アルコール感はあまり感じないが、モルトと樽感、ボディの厚さは強烈だ。

 

ジョニーウォーカーゴールドラベルのキーモルトだったなと思いだした時、アバフェルディはデュワーズのキーモルトだったと回想した。

 

アバフェルディはここまで香味は強くなかったと、なぜか頭をよぎった。

 

私はハイランドモルトが大好きなのかもしれない。

 

これだけの主張があるからこそ、グレーンウイスキーとブレンドし、ブレンデッドウイスキーのキーモルトとして活躍できるのだろう。

 

クライヌリッシュはハイランドの中でも北ハイランドの沿岸に位置する。

 

岩山が多いハイランドの地形、かつ、沿岸にある立地はピーティーなアイランズモルトを彷彿させる。

 

ストレートを一杯飲んだだけで、お腹がいっぱいになりそうだ。

 

重量感があり、濃密な風味、ボディの厚さは一級品。

 

値段に相応する風味だと自信を持って言える。

 

Yoshi
ブローラ蒸溜所の原酒はかなり骨太との噂、クライヌリッシュより骨太だったとしたら想像を絶しますね。

 

オンザロック

香りは潮っぽっさが強まり、海を感じる。

 

ストレートの強烈な主張が収まり、砂糖菓子のような甘さが広がる。

 

まるでアップルパイのような甘さ。

 

食中酒ではなく、食後酒として味わいたい。

 

フィニッシュも強めの甘みと弱いスパイスが舌に残る。

 

公式のテイスティングノートでは、ライトかつドライと表現されていたが、

 

個人的にはオイリーかつストロングである。

 

ハイボール

炭酸から弾けるフルーティーな香り。

 

サラッとした飲み心地ではなく、少しドロッとした感触のように思う。

 

オイリーかつモルティー、フィニッシュは爽やかではなく滑らかという印象。

 

若干の潮っぽさもある。

 

フルーティーな甘みと言うよりは、ドライなフィニッシュなのかもしれない。

 

悪くはないが、ストレートかオンザロックで飲んだ方が、クライヌリッシュの個性を堪能できるのではないだろうか。

 

みんなのレビューも集めてみた

 

クライヌリッシュ14年 総評

風味のパンチの強さに驚きました。

 

ハイランドモルトの特徴を強く持っているウイスキーだと思います。

 

よくボトラーズ等でもクライヌリッシュを見かけますが、

 

個性の強さを活かし、様々な姿に変貌を遂げてくれるのかもしれませんね。

 

これから、また違うボトルで出会いそうな気がする予感がしています。

 

その時は是非また記事にしますので、参考にしていただければ幸いです。

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