whisky スコッチウイスキー

ザ・グレンリベット12年 イリシットスティル 飲んでみた感想と評価 12年と飲み比べもしてみました。

青りんごのような香りとフルーティーな風味で非常に飲みやすい

 

スペイサイドを代表するウイスキー「ザ・グレンリベット12年」

 

私がよく視聴するユーチューバーの「ザ・グレンリベット12年イリシットスティル」の投稿動画を視聴しました。

 

大変評価が高かったので、発売から1年ほど経っていましたが購入しました。

 

1800年代・密造酒時代のザ・グレンリベット12年を再現したイリシットスティル。

 

一体どのような味がするのでしょうか。

 

ザ・グレンリベット イリシットスティル 特徴

原材料 モルト
容量 700㎖
アルコール度数 48%
小売希望価格 ¥6.200

 

テイスティングノート

香り パイナップル、バニラ、ココナッツ
味わい 桃、洋梨、キャラメル
フィニッシュ 紅茶、柿、シナモン、スパイシー

 

ザ・グレンリベットのシグネチャースタイル。

 

これまでのザ・グレンリベット12年よりもフルーティーで華やかなスタイルがより強調された味わいを実現しています。

 

引用先:ザ・グレンリベットHP

 

ザ・グレンリベットオリジナルストーリーズとは?

ザ・グレンリベット12年の限定品シリーズ第一弾。

 

密造酒時代-イリシットデイズをテーマに全ての始まりであるブランドの原点を追求した、究極のザ・グレンリベット12年です。

 

基本的な原材料は、ザ・グレンリベット12年と変わらないものの、密造酒時代の1800年代の製法を倣い、冷却ろ過をしないノン・チルフィルタード製法を採用。

 

ザ・グレンリベット12年のアルコール度数は40%ですが、イリシットスティルのアルコール度数は48%と高く設定されています。

 

加水が少ない分、原酒の香味は強くなるわけですから、より原点に近い香味なのでしょう。

 

現存している最古のザ・グレンリベットのボトルにインスパイアされたフォルムをしています。

 

ノンチルフィルタードとは?

ウイスキーの原酒は、温度が低くなると香味成分の一部が析出し白く濁ることがあります。

 

これを防ぐために、原酒を冷却ろ過します。

 

冷却ろ過された状態を「Chillfiltered」といい、逆に冷却ろ過していない状態を「Non-Chillfiltered(ノンチルフィルタード)」と呼びます。

 

冷却ろ過してしまうと、ウイスキーが持つ香味成分の一部も、一緒にろ過されることもあると考えられています。

 

この点からも、イリシットスティルはザ・グレンリベットの原点に近いと言えます。

 

イリシットスティル 飲んでみた感想と評価 ザ・グレンリベット12年と飲み比べ

ストレート

通常の12年の香りは、ふんわりした焼き菓子。

 

イリシットスティルは、今朝取ってきたばかりの、色の濃いトロピカルフルーツのような強めの香り。

 

違いが大きすぎてびっくりする。

 

通常の12年はアルコールを強く感じない。

 

例えるなら、静かな谷にある川の流れのような穏やかさ。

 

風味にまとまりがあり、バランスが非常に良い。

 

イリシットスティルはアルコールが強く、長期熟成のようなまろやかさには欠ける。

 

ただ、鼻へ突き抜ける荒々しい香りは秀逸。しっかりした香りが目を覚ましてくれる。

 

風味はキレのあるドライフルーツ、上質な蜂蜜感。

 

フィニッシュのスパイスやシナモンも強い。

 

ザ・グレンリベット12年に比べ、イリシットスティルは香味が濃く、荒々しい未完の大器と言ったところだろうか。

 

イリシットスティルにスペイサイドの華やかさ、大人しさはない。

 

ただ、強い個性を感じる。

 

チェイサーの水で口をリセットしなければ、イニシットスティルに口の中を支配されるほどのインパクトがあります。

 

むき出しのままの原石を喉に流し込む面白さを感じました。

 

オンザロック

荒々しい香りがまとまりフルーティーになった。

 

これはまろやかになるだろうと、イリシットスティルを口に含んだ。

 

だが、予想に反して荒々しさは健在だった。

 

グレープと言えるほどの、ドライでキレのある厚い甘みが舌に広がる。

 

ここでザ・グレンリベット12年のストレートを飲んでみた。

 

イリシットスティルのオンザロックよりも風味が弱い。

 

これだけでも、イリシットスティルがどれだけ荒々しいかお分かりになるだろう。

 

イリシットスティルを飲むときは、ナッツなどの塩辛いツマミを用意することをおすすめします。

 

ハイボール

ハイボールにしても荒々しさは健在です。

 

イリシットスティルはどんな飲み方でも、イリシットスティルですね。

 

飲んだ瞬間の味の濃さは、アランモルト10年のハイボールに似ています。

 

ですが、イリシットスティルのフィニッシュは辛口なフルーティーさが強いです。

 

アランモルト10年のハイボールのフィニッシュは、甘口のフルーティーさが強かったと思います。

 

どちらも、ノンチルフィルタードでノンピート麦芽を使用しているので、土地と製法、熟成樽の違いが大きいのでしょうか。

 

ハイボールもおいしいと思いますが、私はストレートかオンザロックをおすすめします。

 

ハイボールならアランモルト10年の方が、飲みやすいかと思ってしまいました。

 

ザ・グレンリベット12年 イリシットスティル みんなのレビューも集めてみた

ザ・グレンリベット12年 イリシットスティル 総評

ザ・グレンリベット12年はスペイサイドを代表するフルーティーで飲みやすいウイスキーの印象が強く、

 

イリシットスティルも、同じような風味なのだろうと思っていましたが、いい意味で裏切られました。

 

すごくとがっていて、荒々しく、だけど魅力的で興味を惹かれる。

 

女の子にもてそうな、危険な香りのする青年のようなイメージを持ちました。

 

味が濃くてまとまりがないけど、個性が強烈で癖になるウイスキーだと思います。

 

機会があれば是非飲んでみてください。

 

飲んだ感想を教えていただければ幸いです。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

Yoshi

ウイスキーとネコのブログです。まずは100記事目指して更新中。日頃のお役立ち情報もたまに上げます。ネコはシンガプーラとベンガルねこのMIXです。気軽にお立ちよりください。

-whisky, スコッチウイスキー

© 2024 Whisky Cat Powered by AFFINGER5