ゴールドラベルのゴージャスなウイスキーをご存じでしょうか?
今回は、おいしいハイボールランキングでも常に上位に君臨するグレンモーレンジィを紹介します。
グレンモーレンジィ・カンパニーは、ラグジュアリー業界の世界的なリーダーである LVMH(モエ ヘネシー・ルイヴィトン)の傘下であり、その世界観が溢れているウイスキーと言えるでしょう。
風味が華やかで刺激的かつ上品なグレンモーレンジィは、私達に洗練されたひと時を届けてくれます。
目次
グレンモーレンジィ 概要
(写真:左・アラン10年 真ん中・グレンモーレンジィ 右・クラガンモア)
原材料:モルト (スコッチ・シングルモルトウイスキー)
容量:700ml
度数:40度
希望小売価格:¥5.280 (※大体のお店では、¥3.000前後で販売されています)
テイスティングノート
香り | 砂糖漬けのオレンジピール、シナモンやジンジャー、バタースカッチの温かい香り、最後にチョコレート掛けのドライフルーツ、チェリーなど。 |
香味 | アプリコットの焼き菓子やオレンジピールの官能的な味わい。 |
フィニッシュ | 爽やかなミントやレモンの余韻。 |
グレンモーレンジィ 特徴
創業:1843年 ウィリアム・マセソンによりスコットランドのハイランド地方に設立。
ポットスチルは中古のジン用で、首が異様に長く煙突のような奇妙な形をしているが、それが思わぬ結果を生んで素晴らしい風味を生み出しました。
スチルの首は最長5.14mで大人のキリンとほぼ同じ長さ。スコットランドで最も背の高いポットスチル(蒸留器)です。
重たいアルコール蒸気はポットスチルを登りきることができないため、軽やかなアルコール蒸気の中から、フルーティーでフローラルな成分だけが抽出できます。
のっぽのポットスチルは華やかなアロマとエレガントな味わいを生む大事な要素であり、ギフト用のケースはポットスチルの形状からキリン柄が採用されています。
仕込み水は、蒸留所が所有している「ターロギーの泉」を使用。
ここの水は100年以上もの年月をかけて石灰岩と砂岩層で濾過された湧水で、スコットランドでも数少ない硬水を仕込み水として使用している蒸溜所です。
このたくさんのミネラルを含んだ硬水を使うことで、クリーミーな質感、フルーティーな味わいをウイスキーに与えることができるのでしょう。
使用する大麦もスコットランド原産にこだわっています。
グレンモーレンジィは樽のパイオニア
グレンモーレンジィは20年以上前から「樽のパイオニア」「追加熟成のパイオニア」として知られてきました。
シェリー、ポートワイン、マデイラなどのワイン樽に詰め替えて後熟を施す「ウッドフィニッシュ」も同社が初めて行いました。
樽へのこだわりも強く、バーボン樽にこだわりアメリカ・ミズーリ州でホワイトオークの原木を買い付け、独自の樽を調達。
2年かけてゆっくりと自然乾燥をさせた後、バーボンメーカーに貸し出し使ってもらうことで、木のタンニンなど不要な要素を取り除きます。
そして、「デザイナーカスク」と呼ばれるグレンモーレンジィのためだけの特別な樽が完成します。
まろやかでなめらかな味わいを得るために、樽の使用は2回までしか使わず、バニラのニュアンスを最大限に引き出し、滑らかな質感を生み出しています。
最高蒸留・製造責任者 ビル・ラムズデン博士
グレンモーレンジィとアイラモルトのアードベッグ、という両極の個性を持つ2つの蒸留所の最高蒸留・製造責任者を務めているのはビル・ラムズデン博士。
ウイスキークリエイターとして天才的な才能を発揮しているビル博士は、インターナショナル・ウイスキー・コンペティションの歴史上初めてとなる、マスターディスティラー・オブ・ザ・イヤーを4回受賞という偉業を果たしています。
その他にも数々の受賞歴を誇り、ウイスキー業界では一目置かれる存在です。
アードベックについては、こちらの記事をご覧ください! → アードベックTEN 飲んでみた感想と評価
グレンモーレンジィ 飲んでみた感想と評価
ストレート
香りはアルコール感がほぼなし。
柔らかなバニラとオレンジピールが心地よい。
口に含むと、オレンジピール、焼き菓子が広がり、フィニッシュにチョコレートが鼻を抜ける。
余韻もチョコレート。
辛みのあるおつまみと合わせると、甘みがさらに強調される。
アルコール度数も40度と低めなのでかなり飲みやすい。
重厚感はないがそれが逆に個性を引き立てる。
オンザロック
香り:花開くオレンジピールかと思いきや、薄いチョコレートの香り。
風味:水割りを飲んでいるような感じ。焼き菓子が強調されかなりおいしい。
女子におすすめしたくなる味。
ハイボール
爽やかなオレンジピールの香り、最後にバターの甘さを感じる。
なめらかなバニラの風味が口に広がり、華やかなオレンジピールから焼き菓子にほんのりバターが乗っている。
フィニッシュは微かなミント。
香りで想像できる香味を、そのまま表した美味しさ。
文句なしにおいしいし飲みやすい。
スコッチで迷ったら、私はグレンモーレンジィのハイボールはかなりおすすめです。
最後に
シングルモルトの売り上げでは、グレンフィディック、ザ・グレンリベット、マッカランに次ぐ第4位。
地元スコットランドでは昔から人気ナンバーワンのウイスキーです。
飲みやすくておしゃれなグレンモーレンジィ。
ウイスキーを飲もうか迷っている皆様におすすめしたい。
グレンモーレンジィからハイボールデビューするのもありだと思いますよ。
みんなのレビューを集めました
柑橘系チョコにはなんだかんだでグレンモーレンジィ10年がベスト。 pic.twitter.com/xnPmSsMrBf
— Y's@BAR Kaguya (@zkncl_787) February 15, 2022
グレンモーレンジィ・オリジナル
グレンモーレンジィの代表作。⁰爽やかな柑橘の香りと華やかなバニラの風味が、グラスの中でどんどん変化をとげ、⁰万華鏡のように多彩な表情を見せてくれる、⁰複雑で奥深い味わい。 pic.twitter.com/mKitqWnLLO
— 銀座バーパラハ (@paraja_bar) February 14, 2022
2022年 開栓No.11
グレンモーレンジィ オリジナル
(ハーフボトル)今年始めにフルボトル開けたけど
安定なので…#TWLC pic.twitter.com/aCInqiCqS5— べとなむ a.k.a. VIET7M (@viet_chicao) February 18, 2022
ストレートだと若干味気ないけどハイボールにすると途端に香りが開いて真骨頂を発揮するグレンモーレンジィ飲み終えた🙏🙏
軽く飲みたい時に最適なのでお引越し終わったらまた買います🥺 pic.twitter.com/fUk82rA7FY— こわむ@プロセカ (@kwm_prsk) February 15, 2022
グレンモーレンジィのハイボール。
お供はいぶりがっこと奈良漬のクリームチーズのせ、それと帆立の刺身。 pic.twitter.com/LlVIB5ANDg— 麦酒少年@.44 INOUE (@beerboy__26) February 11, 2022