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クラガンモア12年 飲んでみた感想と評価

「クラガンモア」、聞きなれないウイスキーですよね。

 

私がウイスキーに嵌まり始めた頃、たまたま手に取ったウイスキーがクラガンモアでした。

 

自宅で飲んでみると、安定の美味しさというか、

 

クラガンモアは、私にとってのスコッチ・シングルモルトウイスキーのスタンダードモデルです。

 

ハイボールにしても味がしっかりしていて、ウイスキーを飲みなれていない頃でもおいしいなと思ったことを覚えています。

 

クラガンモアの歴史を深堀してみると、おもしろい事実が次々と判明しました。

 

みなさんにとってもクラガンモアは、ウイスキーのスタンダードモデルになるかもしれませんよ。

 

クラガンモア12年

原材料 モルト
容量 700㎖
アルコール度数 40%
小売希望価格 ¥4.248(Amazon価格)

 

テイスティングノート

香り ハーブ、ハチミツ、バニラ
味わい ハチミツ、バニラ、モルト
フィニッシュ ライトスモーキー

 

創設者、ジョン・スミスが設計した、上部が平たい独特のポットスチルがエレガントなウイスキーを生み出します。

 

また、鉄道を引いた最初の蒸留所でもあります。

 

UD社が提唱しているクラシックモルトシリーズ6選でスペイサイド代表に選ばれています。

 

クラガンモア 歴史

創業1869年 創業者のジョン・スミスは、スコッチを代表する政府公認第1号蒸溜所であるザ・グレンリベット蒸溜所の創業者ジョージ・スミスの私生児という説があります。

 

ジョン・スミスはクラガンモア創業前に、そうそうたる蒸溜所のマネージャー経験を積んでいました。(マッカラン、グレンリベット、グレンファークラスなど)

 

そんな偉大なウイスキー職人であるジョン・スミスが、ウイスキーの理想郷を造るために選んだ土地がバリンダルロッホの地です。

 

クラガンモア蒸溜所の特筆すべき点は、再留釜が一般的な型である滑らかなスワン型ではなく、釜に対してT字シェイプしていることです。

 

これにより、再溜をうながすことで純度を高めていると考えられます。

 

この釜の型は、ジョン・スミスのオリジナルデザインとのこと。

 

オールドパーやホワイトホースなどのキーモルトと知られ、ブレンデッドウイスキー用としては大量生産されていますが、シングルモルトとして出荷される本数は年間35万本程度となっています。

 

(参考:2017年マッカラン出荷件数90万ケース※1ケース×12本)

 

バリンダルロッホの地・マクファーソン家との深い関わり

エイボン川のほとりにあるバリンダルロッホ城。

 

貴族であるマクファーソン・グラント家がこの城に代々住んでいました。

 

クラガンモアの創業者ジョン・スミスはマクファーソン・グラント家より、バリンダルロッホの敷地の一部を借りてクラガンモア蒸溜所を建設しました。

 

クラガンモア蒸溜所は、スぺイ川中流のエイボン川との合流近くにある、卓越したシングルモルトの産地として知られ、また鮭の釣り場として広く愛好されています。

 

1923年 マクファーソン家とホワイトホース・ディスティラーズ社が共同経営する「クラガンモア・グレンリベットディスティラリー社」がクラガンモア蒸溜所の所有権を得たことでスミス家による経営が終焉。

 

1965年 マクファーソン家が所有するクラガンモア蒸溜所の株式をDCL社へ全て売却。

 

マクファーソン家は約50年の間、ウイスキーの世界から離れることとなります。

 

しかし、マクファーソン家は2011年バリンダルロッホ蒸溜所の建設を開始し、2014年にウイスキーの生産を再開。

 

近い将来、バリンダルロッホの地ではクラガンモア蒸溜所、バリンダルロッホ蒸溜所のウイスキーを飲むことができるでしょう。

 

クラガンモア12年 飲んでみた感想と評価

 

ストレート

フルーティーというより、メープル感が強め。

 

口に含むと、香りの割りには意外にサラッとしており、モルトの香ばしさも強め。

 

甘さも控えめでスッキリ・ハッキリ・メリハリある風味が好印象。

 

ただ、少しストレートで味わうには物足りなさを感じてしまう。

 

オンザロック

アルコールの角が取れて、飲みやすい。

 

ストレートで感じた風味に変わりなく、スッキリしている。

 

全体的にバランスが良く、何杯でも飲めそうです。

 

休憩で挟む一杯に向いているのではないでしょうか。

 

ハイボール

クラガンモアの私のおすすめは、圧倒的にハイボールです。

 

甘い香りとスッキリとした飲み心地、キリッとしたモルト感、

 

ハッキリとしたフィニッシュの風味。

 

どれをとっても隙がないというか、万能タイプのウイスキーと感じる。

 

フルーティー過ぎず、かと言ってハイランドのような重みもなく、

 

全てがちょうどいい感じ。

 

仕事で忙しく、何日もお酒が飲めていない時、

 

ふと手を伸ばして造るハイボールは、

 

いつもクラガンモアのハイボールだったりします。

 

クラガンモア12年 みんなのレビューも集めてみた

クラガンモアはまだまだマイナーなウイスキーなのか

 

ツイッターのレビューは少なめでした。

 

とてもおいしいので、もっと人気が出て欲しいですね。

 

クラガンモア12年 総評

ジャパニーズウイスキーのハイボールと言えば、

 

サントリーの角やブラックニッカが有名だと思います。

 

味も想像しやすいですよね。

 

そこから一段階値段が上がるハイボールは何か、風味も想像できるウイスキーは何か、

 

と聞かれれば、私はクラガンモアと答えたい。

 

そう言えるほど、バランスのいい風味で万人受けしそうなウイスキーだと私は思います。

 

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Yoshi

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