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響Japanese harmonyを飲んでみた感想&評価 響ブレンダーズチョイスとの違いは?

私が初めて「響」と出会ったのは去年の年末でした。

 

行きつけの神戸元町にある酒屋「新安」で「響 ブレンダーズチョイス」を発見し購入。

 

同じサントリーホールディングスの「山崎」「白州」はコンビニで販売されていたノンエイジの180㎖入り小瓶で飲んだことがありました。

 

それぞれ、ストレートで味わい、その後ハイボールを楽しみました。

 

私にジャパニーズウイスキーの美味しさを教えてくれたのは「山崎」「白州」です。

 

そして、今年の正月に「響 ブレンダーズチョイス」をストレートで飲んだ時、ノンエイジの山崎、白州を飲んだ時と印象が明らかに違いました。

 

「響 ブレンダーズチョイス」はハイボールにしてはだめだ。ストレートで飲むべきだ。

 

私の直感がそう訴えかけました。

 

それぐらい衝撃的で深い香味だったのを覚えています。

 

それから数か月、行きつけの酒屋「新安」で「響 Japanese harmony」を発見。(残り1本しかありませんでした)

 

山崎のノンエイジも販売されていましたが、私は「響 Japanese  harmony」を選択。

 

「響 ブレンダーズチョイス」の衝撃を「響 Japanese harmony」でも感じれるかを期待したからです。

 

そんな私が「響 Japanese harmony」を飲んだ正直な感想を紹介したいと思います。

 

響とは

1989年サントリーホールディングスから「響17年」が発売されました。

 

これは同社の創業90周年のために造られ、国産のブレンデッドウイスキーの中では最高峰に位置付けられています。

 

華やかな香りと奥深くやわらかな味わいが特徴。

 

24節気を表した24面カットのボトルデザインと、生成りの越前和紙ラベルに響の文字を施し、ジャパニーズウイスキーとしての洗練された世界観を表現しています。

 

Yoshi
響のボトルは重厚感があり、とても綺麗でかっこいいです

 

当時のマスターブレンダー佐治敬三は90年を迎える2年ほど前に、サントリーの技術の粋を集結したブレンデッドウイスキーの開発を決意。

 

命を受けた当時のチーフブレンダー稲富孝一は100万樽を超える原酒の中から、傑作を生むにふさわしい長期熟成モルトを選び、テイスティングを重ね、香味を創造。

 

山崎、白州蒸溜所の個性あふれる原酒30数種類と、知多蒸溜所の円熟グレーンがブレンド。

 

ジャパニーズオーク、ミズナラ樽の長熟モルトがキーモルト。

 

さらに、後熟にも約6ヵ月の時間をかけています。

 

香りの輝き、味わいの深みを演出し、口にすると重層的で精妙なシンフォニーを奏で、ひと際深く豪華なオーケストラのハーモニーを体感できる。

 

これにより世界で唯一無二のオリエンタルな芳香を放つ日本のブレンデッドウイスキーの傑作「響」が誕生しました。

 

現在のチーフブレンダーは輿水精一。匠の技で香味品質を守り続けています。

 

響 ハーモニーシリーズ等の主なラインナップ

響 ディープハーモニー

ハーモニーシリーズの第1弾。響としては初めてBAR業店向けの限定商品。響17年をベースに赤ワインの空樽で熟成された白州原酒に加え、シェリー樽で超長期熟成された知多グレーン原酒をブレンドされた商品。

 

響 メロウハーモニー

2013年 ハーモニーシリーズの第2弾。響17年をベースに30年を超える超長期熟成の山崎モルト原酒や知多グレーン原酒がブレンドされた商品。

 

響 Japanese harmony

2015年 ハーモリーシリーズの第3弾。シリーズ初のノンエイジタイプの商品。使用原酒の酒齢は平均10年。「響 12年」が2015年に販売を終了。同12年に変わるエントリー商品になる。2016年SWSCで最優秀金賞を受賞している。

 

響 ブレンダーズチョイス

2018年 プレミアム・ノンエイジタイプの商品。ワインカスク熟成原酒が使用されており、ノンエイジでありながら使用原酒の酒齢は平均15年とされている。「響 17年」が2018年に販売を終了。同17年に変わる主力商品になる。

 

Yoshi
Japaneseharmonyとブレンダーズチョイスでは、ブレンダーズチョイスの方が使用原酒の酒齢が長いんです。ここを知らないと2つを飲み比べた時、味の違いに驚くと思います。私がそうでした...新安の店長に感想を聞かれ、初めて知ったのです。

響 ブロッサムハーモニー

2021年 ノンエイジタイプの商品。響の主な構成原酒をベースに、ブランド初となる桜樽で後熟させた「桜樽フィニッシュ原酒」をブレンド。

 

響 Japanese harmony 飲んでみた感想と評価

響 ジャパニーズハーモニーのテイスティングノート

琥珀色
香り ローズ、ライチ、ほのかなローズマリー、熟成した樽の香り、白檀
ハチミツの透き通った甘さ、オレンジピールチョコレート
フィニッシュ 繊細、やさしく穏やかに続く余韻、ほのかなミズナラ

 

ストレート

香りは「響」特有のものがあり、香りだけでもオーケストラのハーモニーを感じられる。

 

ブレンダーズチョイスの香りより少し若く感じるが、アルコール感は強くない。

 

口に含むとドライフルーツと上質な蜂蜜のような重厚な甘みがゆっくり喉の奥へ広がって行く。

 

それをアルコールが温かく包み込み鼻の奥へと突き抜ける。

 

あまりの心地よさに危うく昇天しそうになるほどだ。

 

アフターテイストに少しアルコール感を強めに感じるのは、ブレンダーズチョイスとの使用原酒の酒齢の違いが大きいだろう。

 

トゥワイスアップ

ストレートの響に少し加水してみる。

 

香りは花開き、爽やかなカシス感を感じる。しかし、「響」の重層的で精妙なシンフォニーは止んでしまう。

 

おそらく加水した「響」を目隠しされ、何のウイスキーか当ててみてください。と言われたら私は「響」と答えられないかもしれない。

 

もちろん、加水しても水割りでもハイボールでもおいしいが、「響」の香味を一番味わえる飲み方はストレートだと自信を持って言える。

 

響Japaneseharmonyの第一印象は悪かった

ここまで高い評価をしておきながら正直に言うと、この記事を書くにあたりマイナスな印象しか書けないだろうと思っていた。

 

なぜなら、ある夜、富士山麓をストレートでかなり飲んだ後、Japaneseharmonyと飲み比べようと思い立った。

 

この夜が、響 Japaneseharmonyを最初に飲んだ瞬間だった。

 

その時のJapaneseharmonyを飲んだ感想は、ブレンダーズチョイスと比較し香味がすごく薄く感じた。

 

お正月にブレンダーズチョイスを飲んだ時のような感動を味わえなかったのだ。

 

でも、今回は1日の最初にJapanese harmonyをストレートで飲んだ。

 

久し振りに飲んだJapanese harmonyはとても美味しく、お正月に感じたあの感動が蘇ったのだ。

 

結果的にやっぱり響はすごいと再認識させられました。

 

(使用原酒の熟成年数を考えると、ブレンダーズチョイスの方が美味しく感じるのは当然なんですけどね)

 

最後に

YOSHIはJapaneseharmonyとブレンダーズチョイス、とちらが美味しいのかな?
小鉄

 

Yoshi
個人的には、圧倒的にブレンダーズチョイスの方が美味しいと思う。今家に在庫がないから今度購入した時に、改めて飲み比べてみようと思うよ

 

響は国産のブレンデッドウイスキーでも最高峰に位置付けられているとても美味しいウイスキーです。

 

現在在庫があまりなく、ネット通販でも定価で購入するのが難しいと思います。

 

もし定価か少しのプレ値で酒屋で見かけたら買って損はないと思いますので、是非ストレートで飲んでみてください。

 

私と同じように昇天しかけるかもしれませんよ(笑)

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