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アイラの巨人 ラガヴーリン16年 飲んでみた感想と評価 レビューも集めました

「アイラの巨人」と呼ばれるウイスキーをご存じでしょうか。

 

今回紹介するラガヴーリンは「アイラの巨人」と呼ばれ、至高のウイスキーとおっしゃる方も多数お見掛けします。

 

ただ、ウイスキーを飲み始めたばかりの方には、その味を楽しむまでに時間がかかるのではないかと個人的には思います。

 

ウイスキーを飲み続けると、必ずラガヴーリンに行き当たると言われる逸話は真実なのか。

 

実際に飲んでみた感想をお伝えいたします。

 

ラガヴーリン16年 特徴

原材料 モルト(スコッチ・シングルモルトウイスキー)
容量 700㎖
アルコール度数 43%
小売希望価格 ¥7.480

 

テイスティングノート

 

香り ピート、海藻、ウッド、フルーツ。
味わい ピーティさとスモーキーさの中にどっしりとしたコク、ベルベットのような舌ざわり。
フィニッシュ 上品なピート感。潮っぽさ。

 

 

ラガヴーリン蒸溜所

 

アイラ島の南の玄関口にラガヴーリン蒸溜所はあります。

 

ラガヴーリンはゲール語で「水車小屋のある湿地」の意味。

 

ホワイトホースの創業者ピーター・マッキーが修行した蒸溜所として知られています。

 

ホワイトホースのキーモルトであり、ジョニーウォーカーの原酒の1つとしても有名です。

 

仕込み水は背後にある湧き水。水自体に豊富なピートを感じるとのこと。

 

アイラ島の泥炭(ピート)は海草を豊富に含んでいます。

 

麦芽に潮の香りや海草の風味(ヨード臭)が移り、それらがラガヴーリンの強烈な個性の元になっています。

 

蒸留器はタマネギ型のストレートヘッド。

 

初溜に5時間、再溜に10時間とアイラモルトの中でも、長時間じっくり蒸溜されます。

 

リッチで重厚 ラガヴーリン16年

 

強烈な個性を持つアイラモルトの中でも特に個性的なラガヴーリン16年。

 

フェノール値は34~38ppm。ピート香が重厚にして強烈。

 

ボディはヘヴィーでスモーキーなのにトロリと上品な甘みを持つ。

 

シェリー樽の甘さとアイラ島独特の塩辛さが見事に調和する。

 

ラガヴーリンは、「二度と飲まない」という人と「この旨さは忘れられない」と感じる人にはっきり分かれるそうです。

 

パワフルでエレガントな味わいはウイスキー初心者にはお薦めできないが、 ウイスキーを飲み続けると必ずラガヴーリンに行き当たると言われています。

 

ホワイトホースやジョニーウォーカーブラックを飲んだことがあるでしょうか。

 

ブレンデッドウイスキーの中でも、ボディーが厚くスモーキーさもあり、甘さだけではなくしっかりとしたウイスキー感を感じる2本です。

 

この2本のしっかりとした風味の秘密は、原酒にラガヴーリンが使用されているからだと推測します。

 

ラガヴーリンを理解するための過程

ウイスキー初心者が最初にラガヴーリン16年を飲むと、ヨード感やスモーキーさに尻込みしてしまう可能性が高いです。

 

なので、まずノンピートのアイリッシュウイスキー・ジェムソンや、微かなスモーキーさを感じるスコッチのブレンデッドウイスキー・デュワーズあたりから飲み始め、

 

次に、ボディの厚さとスモーキーが調和するホワイトホース、しっかりとした飲み味のジョニーウォーカーブラックを飲む。

 

さらに、アイラ島で一番スモーキーなアードベックを飲み、ピートの役割を理解する。

 

最後にラガヴーリン16年を飲むという過程を経れば、ラガヴーリンの重厚な甘さとヨード感のおいしさを理解しやすいのではないでしょうか。

 

道は1つではないと思いますので、いろんなウイスキーを飲んでからラガヴーリン16年を飲むことをおすすめします。

 

ラガヴーリン16年 飲んでみた感想と評価

 

ストレート

香りはヨード感70%、塩っぽさ30%。

 

ヨード感(海藻や正露丸のような香り)と言えば尻込みしそうだが、ラガヴーリン16年の香りは不快さを感じません。

 

口に含むと、アイラのピートを連想させるしっかりとしたスモーキーさが口を包む。

 

その後に重厚な甘さがゆっくりと広がり、フィニッシュに潮っぽさが鼻を突き抜ける。

 

アイラ島の海を飲んでいるみたいです。

 

ラガヴーリンに嵌まる人は嵌まると言われますが、私は嵌まりました。

 

オンザロックにすると、甘さが際立ちそうなイメージが既にわいてきます。

 

アイラの巨人の異名そのままの味だと感じました。

 

オンザロック

冷やされて甘さ倍増。

 

アイラモルトにとびっきりスモーキーなアードベックというウイスキーがある。

 

アードベックの記事はこちらから!!

 

アードベックのフェノール値は50ppm以上。

 

アードベックが柑橘の味わいでスッキリしているのに対し、ラガヴーリン16年は重厚な甘さとフィニッシュの潮っぽさが際立っている。

 

香りは若干ゴムっぽい。

 

冷やした方が初心者の方には飲みやすいかもしれないが、私はストレートをおすすめしたい。

 

ハイボール

香りは薄いヨード感が炭酸にはじき出されている感じ。

 

甘さが先に来て、ヨード感が広がりフィニッシュに潮っぽさを感じます。

 

ラガヴーリンらしさは残っていて、ラガヴーリンを爽やかに楽しめます。

 

ですが、わざわざラガヴーリンでハイボールを作る必要性はないと思います。

 

ラガヴーリンの魅力である重厚さがなくなってしまうからです。

 

個人的には、あまりおすすめできません。

 

みんなのレビューを集めました

ラガヴーリン16年のレビューは思いの外少なかったです。

 

とてもおいしいウイスキーなので、機会があれば是非飲んでいただければと思います。

 

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Yoshi

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