年齢が高くなってくるほど、健康に気を使いますよね。
色々なお酒がある中で、ウイスキーに対してどのようなイメージを持っていますか?
テレビやYouTubeでも、ウイスキーをハイボールにして飲んでいる方を多く見かけます。
では、なぜウイスキー(ハイボール)が人気なのでしょうか。
ウイスキーとはどのようなお酒なのかを紹介したいと思います。
目次
ウイスキー 特徴
お酒の種類を大まかに分けると、醸造酒と蒸溜酒の2つに分かれます。
1.醸造酒(ビール・ワイン・日本酒など)
お酒の原料となる果実やコメ、麦などを酵母によりアルコール発酵させて造られたお酒です。
蒸留などの作業を経ない為、残留農薬や酵母菌などのアレルゲン、糖分などが多く残っていると言われます。
代表的な醸造酒は麦を原料としたビール・果実を原料としたワイン・米を原料とした日本酒です。
2.蒸溜酒(ウイスキー・ブランデー・焼酎など)
醸造酒を蒸溜器で加熱し蒸気を集めて液体に戻したものです。
必然的に醸造酒よりアルコール度数が高くなります。
蒸溜を繰り返すことで、糖質はほぼ0になります。
不純物が少なくので悪酔いしにくく、低糖質で低カロリーなため太りにくいお酒と言われます。
代表的な蒸溜酒はビールを蒸溜したウイスキー、ワインを蒸溜したブランデー、日本酒を蒸溜した焼酎です。
ウイスキー 種類
シングルモルトウイスキー
大麦麦芽(モルト)のみを原料とするウイスキー。
大量生産や品質の安定が難しいとされます。
原料独自の味や香りを持ち、お値段も高めの為、最初の1本には向いていないと思います。
ラウド(声高な)スピリッツとも呼ばれます。
グレーンウイスキー
とうもろこし、ライ麦、小麦などの穀物を主原料に大麦麦芽を加えたウイスキー。
香味に乏しく、通常はブレンデッドウイスキーに加えられ風味を和らげます。
サイレント(静かな)スピリッツとも呼ばれます。
ジャパニーズウイスキーの「知多」がグレーンウイスキーでは有名ですが、
販売されている種類は、モルトウイスキー・ブレンデッドウイスキーに比べると少量です。
ブレンデッドウイスキー
モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたウイスキー。
大量生産や品質の安定に適しているため流通量が多く、お手頃な値段で美味しいウイスキーが味わえます。
ここで勘違いしやすいのは、ブレンデッドウイスキーはモルトウイスキーより美味しくないわけではありません。
モルトウイスキーにはモルトウイスキーの良さがあり、
ブレンデッドウイスキーにはブレンデッドウイスキーの良さがあります。
お値段もピンキリです。
安くて美味しいモルトウイスキーもあれば、高価で重厚なブレンデッドウイスキーもあります。
★世界5大ウイスキーについての記事★
ウイスキーを飲む
色を見る
ウイスキーの琥珀色は樽から染み出した成分によるもの。
熟成年数や樽の種類によって変化します。
一般的には、熟成年数が長いほど色は濃くなり、シェリー樽で熟成したものは赤茶色になったりと、色と風味の関連は深いです。
香りを楽しむ
アルコール度数の高いウイスキーは刺激が強いため、いきなり鼻を近づけません。
果実のようなもの、ウッディーなもの、スモーキーなものなど。
香りも多種多様あります。
あなたのお気に入りの香りを探してみましょう。
ウイスキー 飲み方の種類
ストレート
スコットランドではストレートが基本の飲用スタイルです。
ウイスキー本来の味わいや香りを存分に味わえます。
アルコール度数が高いので、チェイサー(水)と一緒に少しずつ時間をかけて楽しみましょう。
香り高いシングルモルトや長期熟成のウイスキーにおすすめの飲み方です。
チューリップ型のグラスを使う
ウイスキーの香りがグラスの中に広がり、風味をとらえやすくなります。
空間を作る
ウイスキーを注ぐ量は30㎖。
1ショットと呼びます。
グラス内にウイスキーの香りを広げるための空間をたっぷり確保しましょう。
脚付きのグラスは温度変化を防ぐ
ウイスキーを手で温めてしまわないように、ステム(脚)のついたグラスが適しています。
ウイスキーを手で温めてしまうと、過度にアルコールが揮発してしまい、テイスティングの妨げとなるからです。
オンザロック
ロックグラスに氷を入れ、ウイスキーを注ぐシンプルな飲み方です。
ポイントは大きい氷を使うこと。
ウイスキーとの接触面が少なくなるため、氷が溶けにくくなります。
氷が少しずつ溶けることによる、風味の変化を楽しめます。
トワイスアップ
ウイスキーと水を1:1で割るスタイル。
水を入れるとその分アルコールが飛びますが、このときに広がる香りを堪能できます。
香りを保つために水は常温のものを使用しましょう。
ストレートではアルコール度数が強いと感じる人におすすめの飲み方です。
水割り
たっぷりの氷を入れたグラスにウイスキーを注ぎ、ミネラルウォーターを入れる飲み方。
水を入れる前にマドラーでしっかりかき混ぜ、ウイスキーを冷やすのがポイントです。
基本的な割り合いは、ウイスキー1:水2~2.5。
食中酒を楽しむ日本独自の飲み方です。
アルコール度数を抑えることで、まろやかさを楽しむことができます。
ハイボール
氷を入れたグラスに、ウイスキーとソーダを1:3の割合で注ぐ飲み方。
炭酸特有の爽やかな飲み口で、熟成年数が短いウイスキーやリーズナブルなウイスキーでもおいしく飲めます。
一番飲みやすい飲み方なので、ウイスキー初心者の方におすすめの飲み方です。
私がウイスキーに嵌まったきっかけ
5年ほど前の私は、友人との食事の際に飲むお酒といえば、ビールかチューハイでした。
たまに、瓶のカッコよさに惹かれ購入したジャックダニエルを、なんとなくハイボールにして飲んでいました。
でも、美味しいと感じたことはありませんでした。
ある日、友人の妹夫婦の家で夕食をご馳走になる機会があり、友人の妹の旦那さんが私にハイボールを作ってくれました。
冷凍室で冷やされたデュワーズホワイトラベルのハイボールです。
自家製の炭酸水・透明な氷を使用しハイボールを作ってくれました。
ハイボールグラスに氷を敷き詰め、マドラーでかき混ぜてグラスを冷やします。
メジャーカップでウイスキーの量を計りハイボールグラスに注ぐ。
再度マドラーでかき混ぜ、ウイスキーを冷やします。
炭酸水を氷に当てないよう注ぎ、くるっと一周マドラーでかき混ぜれば完成。
あまりの美味しさに、今まで飲んできたハイボールはなんだったんだろうと衝撃を受けました。
美味しい手料理と、ハイボールが食卓を彩り、最高の時間を過ごすことができたのです。
最後に
ウイスキーは樽で何年も熟成します。
そのため、時を飲むとも言われています。
熟成年数や樽の種類、材料の違いで何千通りの楽しみがあるウイスキー。
ウイスキーを飲んで美味しかったと思っていただける方がおられれば幸いです。