



ウイスキーの種類が多くて、どれを買えばいいかわからない。と思われている方いませんか?
今回は手軽に購入できる、ハイボール初心者におすすめなウイスキー5選を紹介します。
まずは、ハイボールを楽しみ、後に色々な種類・飲み方を試していただければと思います。
※ブレンデッドウイスキーがわからない方は、まずウイスキー入門をご覧ください。
1.デュワーズ ホワイトラベル
種類:スコッチ ブレンデッドウイスキー
「ダブルエイジ製法」(原酒をブレンドした後、再び樽の中で熟成する)により、なめらかでバランスのいい味わいに仕上がったウイスキー。ほとんど全ての酒屋やスーパーで購入することができる、コスパ的にもおすすめのウイスキーです。
喉越しの良さとなめらかな味わい。微かに感じるスモーキーさの余韻をこの値段で味わえるのはありがたいです。
これほど完成度の高くバランスのいいウイスキーは、デュワーズを置いて他には見当たりません。
ハイボールの王道中の王道といえます。
2.ジェムソン スタンダード
種類:アイリッシュ ブレンデッドウイスキー
No.1アイリッシュウイスキー。近年、アメリカのウイスキー市場を席巻しています。
麦芽の乾燥にピート(泥炭)を使用しないので、スモーキーさがありません。
ウイスキー独特の薬草さや苦さがまったくないので、飲みやすさは抜群です。
大麦、モルト、グレーンの3つを原料とし、3回蒸溜による豊かな香味とスムースな味わいを実現しています。
ジェムソンのキーワードは「3」です。
スコッチウイスキーの蒸溜は2回でおしまい。しかし、ジェムソンを含む多くのアイリッシュウイスキーは蒸溜を3回繰り返します。
なぜなら、3回目でなめらかさが倍増すると信じているからです。
そして、このスムースさを最大限に生かす飲み方はハイボールです。
ジェムソン=ソーダ割り
多くのウイスキー初心者にハイボールの魅力を教えてくれるウイスキーはどれか?
「それはジェムソンだ」と言えるでしょう。

3.ホワイトホース ファインオールド
種類:スコッチ ブレンデッドウイスキー
1.000円を下回る価格が魅力のスコッチウイスキー。
個性が強いアイラモルトのラガヴーリンがキーモルト。
そこに甘みを持ったスペイサイドモルトをブレンドすることで、複雑な深い味わいとスモーキーさの余韻を味わえます。
コスパの割りに、とても上質な味わいを感じるウイスキーです。
デュワーズホワイトラベルやジェムソンに比べ、飲みやすさは劣るかもしれません。
ですが、スモーキーなウイスキーのおいしさを感じれるようになった後、ホワイトホースのハイボールを飲んでみてください。
デュワーズやジェムソンにはない、ホワイトホース独自の美味しさを感じると思います。
コストパフォーマンスで、ホワイトホースの右に出るウイスキーはないと思います。

4.ワイルドターキー スタンダード
種類:アメリカン バーボン
小説家・村上春樹の物語中に登場するウイスキー。
ウイスキー初心者のハルキストは、ワイルドターキーから飲み始める場合も多いのではないでしょうか?
2度の蒸溜で仕上げるニューウイスキーが、原材料の風味を最大限に残します。
最高レベルの樽焼きが琥珀色と重厚なコクのある味わいを実現。
ワイルドターキーでは、1度目の蒸溜時のアルコール度数は約55%。2度目の蒸溜時のアルコール度数は60~65%。この2度の蒸溜を経たものをニューウイスキーと呼びます。
通常、蒸溜時のアルコール度数は60~70%。連続式蒸溜器の場合はアルコール度数を95%まで上げることもできる。アルコール度数を上げると、ボトリング時の加水量が増えるため、原材料の風味が残りくい。
これをクリアな味わいと呼ぶこともできるが、ワイルドターキーは真逆です。原材料の風味を最大限に残し、最高のバランスを生み出す最高品質のバーボンです。
樽の内側を強く焦がす(チャー)ことで、木の繊維質が化学反応を起こして風味を豊かにする。ワイルドターキーではアリゲーターチャーという最も強く焦がす焼き方を樽に施すことで、琥珀色とコクのある味わいを実現する。

5.ジョニーウォーカー・ブラックラベル
種類:スコッチ ブレンデッドウイスキー
世界最大のウイスキーブランド。
なぜなら、5大ウイスキーの約2杯に1杯はスコッチ、スコッチの中の5杯に1杯はジョニーウォーカー、つまり5大ウイスキーの10杯に1杯はジョニーウォーカーという圧倒的No.1ブランド。※IWSR2017に基づく販売数量
門外不出のブレンディング技術で29ものシングルモルトをブレンドしたウイスキーです。
12年熟成・門外不出のブレンディング技術。これがもたらす深いコクと絶妙なバランスの味わいは、何故ジョニーウォーカーがNo.1ブランドなのかを教えてくれます。
値段の高いウイスキー、安いウイスキー。熟成期間の長短。フルーティー、スモーキー。さまざまなウイスキーを飲んだあと、ブラックラベルを飲んだ感想。
「誰が飲んでもおいしいウイスキーです」
突出した特徴はないかもしれません。
ただ、どの飲み方をしても、おいしいと感じる万能なウイスキーであるが故に、No.1ブランドなんだろうと思います。
最後に
ハイボールは、ウイスキー初心者に最適な飲み方だと思います。
この記事をきっかけに、ハイボールを飲んでいただければ幸いです。
ハイボールからウイスキーを始め、さまざまな飲み方・種類のウイスキーを試されることをおすすめします。