whisky ジャパニーズウイスキー

シングルモルト宮城峡 飲んでみた感想と評価 

最近、近くの酒屋でも目にするようになった、シングルモルト宮城峡。

 

ニッカウヰスキーのシングルモルトウイスキーです。

 

女性的で繊細と評され飲みやすいと言われる、シングルモルト宮城峡。

 

花の香りとやさしさい飲み心地が特徴の、非常に飲みやすいウイスキーです。

 

シングルモルト 宮城峡 特徴

原材料 モルト(ジャパニーズシングルモルトウイスキー)
製造者 ニッカウヰスキー
容量 700㎖
アルコール度数 45%
小売希望価格 ¥4.620

 

テイスティングノート

香り りんごや洋梨を思わせる甘く華やかな香りと樽由来のやわらかなバニラ香
味わい ドライフルーツのようなスイートさとなめらかな口当たり
フィニッシュ モルトの甘みと樽香が優しく広がるやわらかな余韻

 

宮城峡蒸溜所

宮城峡蒸溜所は、ニッカウヰスキーが2番目に設立した蒸溜所です。

 

ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝は、北海道余市にある余市蒸溜所の設立30年後に、新しい土地での蒸溜所設立に動き出しました。

 

ニッカウヰスキーに深みをもたらすため、異なる蒸溜所で造った原酒をバッティングさせる必要があると考えたのです。

 

新しい蒸溜所の候補として訪れたのが、余市蒸溜所の北海道余市より南側にある仙台市宮城峡。

 

山形県との県境にあり、広瀬川と新川、ふたつの清流に恵まれた緑豊かな峡谷。

 

余市と比べ平均気温が約2℃高く、内陸に位置するので海の影響も受けません。

 

気候はスコットランドのローランド地方に似通っています。

 

ローランド地方は、グレーンウイスキーの生産が盛んで、ウイスキーの風味がピュアで軽く、のど越しがなめらかなのが特徴。

 

竹鶴政孝は新川の水でブラックニッカを飲み、蒸溜所建設を決めたという逸話もあるそうです。

 

蒸気間接蒸留方式

スチームを使い、じっくりと130℃ほどで蒸溜します。ポットスチルも余市と異なり、上向きのラインアームを持つバルジ型。

 

約130℃でじっくりと蒸溜し、上向きのラインアームは、蒸溜の過程で蒸気と香味成分が繰り返し釜に戻ります。

 

洗練された果実のような華やかな香りでいて、スムース、ふくよかな甘さを感じさせる味わいを生み出している。

 

余市蒸溜所は下向きのラインアームで宮城峡蒸溜所とは逆向き。こちらは、蒸留液に多くの成分が残るので原酒に豊かな風味をもたらしている。

 

余市の対極が宮城峡ですね。

 

力強く男性的な余市モルトに対して女性的と評される所以は、ローランドに似た風土と気候、間接蒸留方式とポットスチルの形状が造り出しているのでしょう。

 

カフェ式連続式蒸溜器

宮城峡蒸溜所では、伝統的なカフェ式連続式蒸溜機を保有。

 

グレーンウイスキーは、その独特の甘みや香りによって世界的にファンを持っています。

 

さらに、カフェ式連続式蒸溜器でモルトを蒸溜して造られた「カフェモルト」も造られています。

 

シングルモルト宮城峡 飲んでみた感想と評価

 

ストレート

花の香り。蜂蜜というか花を連想します。

 

繊細な風味、ここでも連想するのは花。

 

やさしく口の中に広がり、そのやさしさが徐々に喉・鼻に広がっていく。

 

どこまでもやさしい。

 

女性に包み込まれているような感覚に陥る。

 

チェイサーはいらないかもしれない。

 

今度は多めの量を口に含んでみる。

 

ほのかなピーティー感が出てきた。少しもったいない感じがする。

 

宮城峡は少し口に含み、少しずつ喉に流し込む飲み方が向いているかもしれない。

 

飲み方もやさしく鼻を近づけ香りを嗅ぎ、やさしく口に含み喉に流し込む。

 

1ショットを少しづつ飲み干していくと、宮城峡がやさしく包み込んでくれる。

 

とても気持ちいい感覚に陥った。

 

オンザロック

ストレートで感じた香りは息をひそめる。

 

ほのかに蜜の香りがする。

 

アルコール感が消え、ウイスキーということを忘れるくらい甘い。

 

フィニッシュにモルトとスモーキーを感じ、これはウイスキーであることを思い出させてくれる。

 

香りはストレートの方が香るだろう。

 

ただ、宮城峡のオンザロックは感動を覚えるほど飲みやすい。

 

とてもおいしい。

 

ウイスキーに慣れていない方も、宮城峡のオンザロックを飲んだら好きになってくれるのではないかと

 

思ってしまうほどおいしい。

 

ストレートも捨てがたいが、個人的にはキンキンに冷やしたオンザロックをおすすめしたい。

 

水割り

ジャパニーズウイスキーは水に合う。

 

まろやかになり、飲みやすい。

 

焼酎との違いはシェリー樽の甘みとモルトの風味だろうか。

 

スーパーで買ったティラミスをあてにして飲んでみた。

 

悪くない。水割りにすると食べ物の邪魔をしないと思う。

 

焼酎が好きな人は、ジャパニーズウイスキーの水割りもおすすめしたい。

 

お酒の談義に花が咲くかもしれない。

 

ハイボール

炭酸は花の香りをはじき出してくれる。

 

ドライフルーツの爽やかな甘みが飲みやすさを増してくれる。

 

フィニッシュも爽やか、ピーティー感はほぼ感じない。

 

ただ、個人的には少しフィニッシュの風味が物足りないかとも思う。

 

それが、飲みやすさであり、宮城峡ハイボールの良さなのかもしれない。

 

これが、強かったら水割りに合わないかもしれないとも感じた。

 

結果的に言えば、すごい飲みやすいです。

 

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Yoshi

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